学資保険とは、子どもの学資金(教育資金)を準備するための保険のことです。貯蓄するだけであれば、銀行口座などに貯金をする方法もありますが、保険の特徴である「万一、自分の身になにかあっても、予定通り子供に学資金を保障できる」などのメリットがある貯蓄方法の一つです。
学資保険とは
学資保険とは、教育資金を準備する保険のこと。
赤ちゃんが生まれた、もうすぐ親になる、そんなとき「学資保険(がくしほけん)」を耳にしたことがあるかもしれません。
学資保険とは、その名の通り、子どもの学資金(教育資金)を準備するための貯蓄型の保険です。
毎月決まった額の保険料を支払うことで、大学入学や高校入学など設定したタイミングに、一定額の学資金を受け取る仕組みです。
保険であるので、「支払う」「受け取る」という表現になりますが、貯蓄という観点でいうと資金を「貯める」「卸す」と読み替えるとわかりやすいでしょう。
こどもの教育資金はいくらくらい?
高校進学までに必要な資金
教育費の相場では、幼稚園(3歳)から高校卒業まで15年間、すべて公立に通った場合は約576万円、すべて私立なら約1,840万円もかかり、公立と私立の差は約3.19倍にもなります。
| 幼稚園 | 16万5,126円/年 | 30万8,909円/年 |
|---|---|---|
| 小学校 | 35万2,566円/年 | 166万6,949円/年 |
| 中学校 | 53万8,799円/年 | 143万6,353円/年 |
| 高校 | 51万2,971円/年 | 105万4,444円/年 |
| 高校卒業まで合計 | 576万6,084円 | 1,840万812円 |
大学進学で必要な資金
大学の場合は、国立や私立、文系や理系でも学費が大きく変わります。1年間の学費の相場は国立で59万2,000円、公立で60万5,000円、私立で131万700円。これに初年度は入学金が必要となり、1人暮らし費用なども必要になってきます。
| 区分 | 授業料、その他の学校納付金 | 修学費、課外活動費、通学費 | 合計 |
| 国立 | 49万900円/年 | 10万1,100円/年 | 59万2,000円/年 |
| 公立 | 50万6,000円/年 | 9万9,000円/年 | 60万5,000円/年 |
| 私立 | 119万5,700円/年 | 11万5,000円/年 | 131万700円/年 |
貯金ではなく、学資保険を利用するメリットは?
万一の保障で、学資金を残すことができる
保険期間中の死亡時など万一の場合、それ以降の保険料の払込が免除となり、学資保険の保障がそのまま継続され学資金を受け取ることができる点が大きなメリットです。
すべての「万一」に備えることが非常に難しいなかで、子どもの学資金を心配なく用意できることは、有用性になります。
払い戻し額が100%以上になることがある
銀行に貯蓄することによる資金準備の場合、「貯めた」金額と、「卸す」金額はほぼ変わりません。
一方で、学資保険において「支払った」金額よりも「受け取る」金額が高額になる場合があります。この割合を返戻率と呼びます(受け取り額÷支払額)。
例えば、代表的な学資保険のこども共済における返戻率は以下のようになります。支払いが早いほど返戻率が高くなる傾向にあります。一方で、受け取りタイミングが中学入学・高校入学では100%を下回ることもわかります。
| 掛け金開始時の 子供の年齢 | 学資金の受け取りタイミング | ||
| 大学入学 | 高校入学 | 中学入学 | |
| 0歳 | 103.10% | 97.20% | 98.30% |
| 3歳 | 102.50% | 97.90% | 98.70% |
| 6歳 | 101.90% | 98.40% | 98.90% |
| 10歳 | 101.10% | ー | ー |
主要な学資保険のブランドや商品名
学資保険でよく検索される有名ブランドや商品では、JAの「こども共済」や、ゆうちょのかんぽ生命、そのほかアフラックやソニー生命の商品も認知度は高いようです。
まとめ
学資保険を検討する際、いつの資金を・いつから準備するのか、その場合に有利な「返戻率」はどの商品か、という点に注目しましょう。早い段階から開始することが望ましいですが、途中解約すると損失してしまう場合もあるため、注意が必要です。


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